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2013/7/1

新宿の街から客引きがなくなる?よく見るとそうでもない。

現在、区議会に

「新宿区公共の場所における客引き行為等の防止に関する条例(案)」

が提出されています。
この条例案は、主に酒類を提供する飲食店やカラオケをターゲットに客引きを禁止することが目的のようです。

ちなみに、現在の客引き禁止に関する法令としては、風営法と迷惑防止条例があります。
風営法では、法律に規定される風俗営業について運用基準が決まっています。

平成20年7月1日付け通達

結構問題になりやすいため(逮捕者からの反論ができなくするため)きちんと決めたのだろうと思います。
この41ページに結構詳しく載ってます。

・「お時間ありますか」→○
・「お触りできます」→○

・「立ちふさがる」→×
・「つきまとう」→×

「お触りできます」が通達で認められているんですね。
ただし、さらに東京都の迷惑防止条例で禁止が上乗せされています。

東京都迷惑防止条例7条1項3号


これでも足りないんですね。
どうして足りないかというと、 これらの法律・条例は 主に風俗店を対象としているため、酒類を提供する飲食店やカラオケなどは除かれるからです。
客引きといっても最近では風俗店の客引きはめっきり減りました。
代わって目立つようになったのが居酒屋とカラオケですよね。

「居酒屋どうですか、居酒屋」
「カラオケいかがっすか」

歌舞伎町の近くを通ると必ず声を掛けられます。

「キャバどうっすか」

っていうのも未だにありますが。

でもそんなに立ちふさがったりつきまとったりはなくなっている気がします。
現状でも、歌舞伎町あたりだと規制することもないような気もするんですがねー。
それに、「お触りいかがっすか」がオーケーなら結局はあまり変わらない気がする。

ちなみにこの区条例案は罰則はありません。
なので逮捕されるということはないと思います。

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